年中クラス

同じ数にするには…

前回に続いて、対応付けに関する内容です。
例)ストロー5本、コップが7個の場合に二つのものを同じ数に揃えるにはどうしますか?と言う内容です。

最初に出てくるのは、ストローを2本増やすという考えです。こちらはすぐにでてきます。但し、もう一つ同じ数にする方法があります。それは、多いコップ2個を減らす、無くすという考え方です。減らすという思考は幼児期にはとても難しい考え方です。幼児の思考のパターンとして、増やしていくこと、足していくことがメインです。減らす、無くすという思考には至りません。これは、足し算は好きだけど、引き算は嫌いという子が多いことと関係があるかもしれません。

また、数を数え上げていくことは出来ても、逆唱が難しいこととも関係があると思います。

例えば1573と四桁の数字を復唱できるかやってみてください。5歳児の発達課題でもありまして、四桁の復唱は5歳児ではおおよそクリアします。ところが、四桁の逆唱となると大人でも難しいくらいです。このように、いろいろな要因が関係しているはずです。

思考の柔軟さは考える武器となりますので、観点を変えて物事を見抜く力を育てたいですね。

そのために、遊び込むことが必要です。同時に子ども自身が選択できる環境が思考の柔軟性を高めます。

いつまでもやってあげていたり、させてばかりいるのでは思考の柔軟性は身に付きません。

年長クラス

話の記憶と聞き取り

話の記憶は
登場人物
登場人物の行為
順番

をポイントに聞き取りをしていきます。しかし、今回の話の聞き取りは三者の関係推理を理解していないと解けないお話でした。このように単純なお話ではないものも存在します。言い換えると言葉は思考を育てる上で欠かせないということです。
聞き取りの練習では5歳児の発達課題は2つの指示の聞き取りができるかです。
しかし、今回は3つの指示の聞き取りまで行いました。小学校の入試では3つの指示の聞き取りまでできるようにしておくと良いと思います。
普段使ってる言い回しでも子どもにとっては「?」がたくさんあります。今回のプリントを通じてどのようなことが難しいのか、どのようなことを理解しているのか確認してみてください。そして、子どもの言語発達を理解しておくことが私たち大人には求められます。

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