子どもたちと遊んでいると、最近「ん?」と思うことがあります。それは力の加減がわからない子達の増加です。例えば子どもは面白がって私のお尻を叩いたりしてきます。そして、それが楽しくなると大人でも耐えられない強さになってきます。「それは痛いよ」と言っても当然相手の感じ方がわからないので難しさはあります。
私たちは昔、駄菓子屋に行けば10円玉をはじいて落ちないように進めるスマートボールの遊びがありまさした。面子、ベーゴマ、全ては生活の中で強弱や加減を無意識に学んできまさした。手荒いの時は蛇口をひねりすぎれば水が勢いよく吹き出し、蛇口を調節します。ところが、最近は便利な世の中ですから手をかざせば水が出ます。ドアの前に立てば引かなくても開きます。この便利な生活は奪ってしまった経験があることも忘れてはなりません。では、日常生活では意識的に感覚、加減の経験を積むことが必要です。これはぜひたくさん積ませてください。今必要な力ではなく、今後必ず必要な力となります。
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