この言葉は松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の間に体得した概念です。「不変の真理を知らなければ基礎が確立せず、変化を知らなければ新たな進展がない」、しかも「その本は一つなり」即ち「両者の根本は一つ」であるというものです。「不易」は変わらないこと、即ちどんなに世の中が変化し状況が変わっても絶対に変わらないもの、変えてはいけないものということで、「不変の真理」を示しています。一方、「流行」は変わるものを示し、社会や状況の変化に従ってどんどん変わっていくもの、あるいは変えていかなければならないもののことです。

今、私たちの置かれている社会の状況はまさに変化に柔軟に対応できる力が求められていると思います。変わらないものと変えていくものこのバランスこそが「教育や保育」にも求められます。子どもはいつの時代も変わっていません。変わったのは私たちのクラス社会や考え方です。不易流行こそ教育や保育が永遠のテーマとして追い求めていかねばなりません。進化論で有名なダーウィンは以下のように述べています。

「強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ。」

これからの時代は正解のない不透明な時代です。ただし、この言葉は平成8年に文部科学省中央教育審議会で答申が出された言葉です、「これからの時代は変化の激しい先行き不透明な厳しい時代である。」いわゆる『生きる力』の教育が打ち出された時です。

それから約30年今まさに変化の激しい先行き不透明な時代です。今まで正解だったことが間違っていることが出てくるかもしれません。変化に対応できる柔軟な思考こそがこれからの時代は必須です。

尚、そぷらの授業は論理的思考と、創造的思考、あえて教え込まないスタイルの授業です。それは自分で考えることと、人と違っても答えを見つけるプロセスを一人ひとりに備えてもらいたいからです。

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